青汁の原材料表示、どう読む?順番から分かる選び方のコツ

難消化性デキストリンってなに?“緑の野菜”はどこに?中身を知れば選びやすくなります。

青汁の原材料表示どう読む_アイキャッチ

青汁を選ぶとき、「○○入り!」「食物繊維たっぷり!」なんて書かれていると、つい目を引かれますよね。
でも、本当に注目したいのは、**パッケージの裏側にある「原材料表示」**なんです。

この表示、実は配合量の多い順に記載されているのをご存知でしたか?
たったこれだけのことですが、青汁選びの見方がちょっと変わってくるんです。

この記事では、「原材料表示の順番」をヒントに、あなたにぴったりの青汁を見つけるためのポイントをやさしくご紹介していきます。

「難消化性デキストリン」ってなに?

最近の青汁でよく見かけるのが、原材料表示のいちばん最初に**「難消化性デキストリン」**と書かれているタイプ。
ちょっと聞き慣れない名前ですが、これはトウモロコシのでんぷんなどから作られた水に溶けるタイプの食物繊維なんです。

どんなはたらきがあるかというと…

  • 腸内環境をととのえるサポート
  • 食後の血糖値の急上昇をおさえる

といった、体にうれしい働きがいろいろあるんですよ。

味やにおいにクセがなくて水にもさっと溶けるので、飲みやすい青汁に仕上がるのも人気の理由。
だから、たくさんのメーカーがこの成分を取り入れているんですね。

青汁なのに、緑の野菜が“後ろのほう”にあることも?

「青汁といえば緑の野菜!」というイメージをお持ちの方にとっては、原材料表示を見て少し驚くかもしれません。

冒頭でもご紹介したように、原材料は配合量の多い順に記載されているため、中には緑の野菜が後ろに書かれている青汁もあるんです。

たとえば、難消化性デキストリンが最初にきて、そのあとに甘味料や香料が続き、「大麦若葉」や「ケール」などの野菜が最後のほうに登場するケースもあります。

でもこれは、「野菜が少ないからダメな青汁」というわけではありません。
その青汁が何を一番届けたいのか、どんな目的で作られているかによって、原材料の順番が変わるのです。

たとえば、食物繊維の摂取を重視した青汁なら、野菜よりも先に、難消化性デキストリンなどの成分が多く含まれていることもあります。

自分に合う青汁って、どんなもの?

どれが主役青汁の原材料表示を見比べてみよう

では、どんな青汁を選べばいいのでしょうか?
答えはとてもシンプルで、**「あなたが青汁に何を期待するか」**で決まります。




難消化性デキストリンがメインの青汁が向いているかもしれません。

 野菜の栄養をしっかり摂りたい
 植物由来の自然な成分を取り入れたい

大麦若葉や桑の葉、ケールなどが原材料の前のほうに書かれている青汁がおすすめです。

原材料表示の**「最初の2つ」**を見るだけでも、その青汁がどんな方向を目指しているのか、なんとなく見えてくるものです。

“納得して選ぶ”という心地よさ

青汁は、毎日の体調をそっと支えてくれる存在。
だからこそ、「なんとなく良さそう」ではなく、「これは自分に合ってるな」と納得して選ぶことが大切です。

次に青汁を手に取るときは、パッケージの裏側にも目を向けてみてください。
そこには、その一杯がどんな素材で、どんな目的で作られているのか、そんな“中身のヒント”が詰まっています。

📝 ちょっと余談:食品の「名称」ってどう決まるの?
原材料名の順番とは別に、パッケージ表面には「●●含有食品」や「●●加工食品」といった“名称”が書かれています。
実はこれ、食品表示法に基づいて、その食品がどんなものなのかを正確に伝えるためのルールがあるんです。

たとえば、

  • 「大麦若葉加工食品」の場合: その食品の主要な原材料が大麦若葉で、それを加工したものであることを示します。もし、ごく少量しか大麦若葉が含まれていないのにこの名称を使うと、誤解を与える可能性があります。
  • 「大麦若葉含有食品」の場合: 大麦若葉含まれている事実を伝える名称です。ただし、この名称自体に、配合量の厳密なパーセンテージが義務付けられているわけではありません。
  • 「トクホ」や「機能性表示食品」の場合: 特定の栄養素や機能性成分を強調したい場合は、**「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」**という特別な制度が適用され、名称を含めさらに厳密なルールに基づいて表示されます。

賢く青汁を選ぶには、裏面の原材料表示の順番はもちろん、表面の**「名称」**にもぜひ注目してみてくださいね。

ミナトヘルスフーズの青汁は、やさしく自然派

ちなみに、ミナトヘルスフーズの青汁は「桑の葉」が主役。粉末の約8割が、九州で育った桑の葉からできています。
クセが少なく、さっぱりとした飲み心地で甘さもありません。毎日続けやすいのが特徴です。

ミナト式くわ青汁裏面

植物そのものの栄養を大切にした青汁。だから、難消化性デキストリンは使っていません。
**「緑の葉っぱそのものをしっかり摂りたい」**という方に、ぜひ手に取っていただきたい一杯です。

ミナト式くわ青汁

ミナト式くわ青汁について詳しく見る https://www.minatoshiki.com/af/af_kuwaaojiru60.html

この記事を書いた人

10年間健康食品メーカーで勤務し、栄養に関する知識を活かした商品開発やレシピ提案に携わってきました。

食べることや料理が好きなため、レシピの提案や栄養バランスを考慮したアプローチが得意です。

また、WEBデザインにも携わり、視覚的に伝わりやすいコンテンツの制作にも力を入れています。

プライベートでは、鉛筆や色鉛筆、ボールペンを使った絵画を楽しんでいます。